キマユカナリア(セイオウチョウ)

Yellow-fronted Canary (Serinus mozambicus)

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アフリカ原産のフィンチ。ペット業界では、Green Singing Finchやセイオウチョウ(青黄鳥)などの名で知られる。ハワイへの最初の移入は、1960年代に鳥かごで飼われていた本種が、何者かによってによって非公式に放されたものであるらしい。

日本語名 キマユカナリア、セイオウチョウ
ハワイ語名
英語名 Yellow-fronted Canary、Green Singing Finch
学名 Serinus mozambicus
分類 アトリ科(Fringillidae)
その他 外来種(alien)

分布

A

原産地はアフリカ。ハワイでは外来種としてオアフ島、モロカイ島、ハワイ島に生息する。雨が少ないリーワード(leeward、貿易風の風下側)に多い。

オアフ島では、1964年にココ・ヘッド(Koko Head)で最初の一羽の目撃が報告された。続いて翌年の1965年にダイヤモンドヘッドでまた一羽が目撃され、その年のクリスマス・バード・カウント*では、17羽が確認された。現在では、東はサンド・アイランド(Sand Island)から西はワイマーナロ(Waimānalo)まで広くみられる。ホノルル市内のカピオラニ公園(Kapiʻolani Regional Park)では、アイアンウッドの木、フェンス、芝生の地面などで簡単に見つけることができる。

*Hawaii Audubon Society(ハワイ版「野鳥の会」のような団体)によって毎年クリスマスの時期に行われる、野鳥の生息数調査。

ハワイ島では、1978年にマウナ・ケア(Mauna Kea)のマーマネナイオの森で11羽が確認されたのが最初。現在ではコナ(Kona)の海岸沿い、フアラーライ(Hualālai)、コハラ(Kohala)南部、マウナ・ロア(Mauna Loa)とマウナ・ケア西側のスロープなどに生息する。標高2,000m以上の場所にも生息し、乾燥した森にも湿潤な森にも適応しているようである。

形態

全長11cm。メキシコマシコ*(全長15cm)やキンノジコ(全長18cm)と比べてずっと小さい。オスとメスは体の色が異なる。オスの上面は黄緑色、下面は明るい黄色。頭頂と後頭部は灰色。目の上下に黄色の縞模様があり、顔を正面から見ると黒いバツ印(X)が入っているように見える。メスと未成鳥は、オスと比べて体の色が鈍い。

*メキシコマシコのオスは赤みを帯びたものが多いが、体が黄色い個体もいる。

鳴き声

鳴くキマユカナリア
【写真1】鳴くキマユカナリア

さえずりは有名なカナリアのそれに似ていて、メロディアスで美しいが、カナリアのさえずりのほうがより力強い。地鳴きは金属的な音質の「チッ、チッ、チッ」。

生態

乾燥した、開けた広場や林などで、小さな群れを作って移動し、地面や木の上で種子や虫を食べる。非繁殖期の行動範囲は広い。ハワイ島ではオーヒア・レフアの森にも進出している。まれにマーマネの森でもみられる。オアフ島では、繁殖期は10月に始まる。

カナリア

愛玩鳥として世界的に知られるカナリア(Serinus canaria)とは近縁だが別種である。カナリアはハワイの主要な島々では見られないが、ミッドウェー環礁では1911年に移入されて以来定着している。原産地は北アフリカ沖のカナリア諸島、アゾレス諸島、マデイラ諸島。クレ環礁にも移入されたが、定着はしなかった。カナリアは全身が淡い黄色で、くちばしと足がピンク色。

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