ソウシチョウ(相思鳥)

Red-billed Leiothrix (Leiothrix lutea)

ソウシチョウ(Leiothrix lutea) ソウシチョウ(Leiothrix lutea) ソウシチョウ(Leiothrix lutea)

アジア原産のカラフルで美しい小鳥。ハワイには1918年に中国から持ち込まれた。ハワイの森をハイキングすると、本種の鳴き声を耳にすることはよくあるが、とても活発で素早く動き回るため、姿をじっくりと観察できる機会はあまりない。

日本語名 ソウシチョウ(相思鳥)
ハワイ語名
英語名 Red-billed Leiothrix、Peking (Pekin) Nightingale、Japanese Hill Robin
学名 Leiothrix lutea
分類 チメドリ科(Timaliidae)
その他 外来種(alien)

分布

A

ヒマラヤ、ミャンマー、ベトナム北部、中国南部および中部に分布する。ハワイでは移入外来種としてオアフ島、モロカイ島、マウイ島、ハワイ島に生息する。以前はカウアイ島にも生息していたが、ある時期から見られなくなった。カウアイ島から姿を消した理由はわかっていないという。

オアフ島では、1960年代後半から1980年代半ばに原因不明の個体数減少があったが、近年は再び数を増やし、多く見られるようになった。都市部で見られることはないが、クリオウオウ・バレー(Kuliʻouʻou Valley)やアイエア・ループ(ʻAiea Loop)などの家族向けのハイキングトレイルで、少なくとも鳴き声は簡単に聞くことができる。

形態

全長14cm。オスとメスはほぼ同じ色だが、オスの方が全体的にやや明るい。体はオリーブグリーン、喉は黄色、胸はオレンジ色、腹は淡黄色。くちばしと初列風切の基部は赤色でよく目立つ。尾羽の先は黒色で、浅いV字型の切れ込みがある(凹尾)。尾羽の両縁は外側にカーブしている。

鳴き声

さえずりはメロディアスで、ガビチョウのそれに似ている。シンプルな「フィーフィーフィーフィーフィー」というさえずりもある。地鳴きは、採餌中の「ジッ、ジッ、ジッ」や、邪魔者を威嚇もしくは警戒する「ジジジジジジジジジ」がある。

生態

小さな群れで行動することが多い。森の下層部で虫や果実を食べる。さまざまなタイプの森に棲む。繁殖期は3月~8月。低木に巣を作り、2~4個の卵を産む。卵は青色で、赤い斑点がある。

名前の由来

英語名は、「赤いくちばしのLeiothrix」という意味。Leiothrixは、本種の属名である。また、Peking (Pekin) Nightingale、Japanese Hill Robinなどの別名もある。直訳すると、前者は「北京のナイチンゲール(サヨナキドリ)」、後者は「日本の丘のコマドリ」という意味。

日本語名ソウシチョウの「ソウシ」は、相思相愛の「相思」のこと。相手を慕い合うという意味。つがいの仲の良さや、離れた場所にいるつがいが互いに鳴き合う様子から付けられた名前だろうか。

日本のソウシチョウ

日本では、ペットとして古くから輸入されていた。近年、カゴから逃げたペットが関東北部から九州にかけて野生化して繁殖しており、日本生態学会による『日本の侵略的外来種ワースト100』のひとつに選定されている。

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