ホンセイインコ

Rose-ringed Parakeet (Psittacula krameri)

ホンセイインコ(Psittacula krameri)

ハワイで最初に定着したインコ。オアフ島とカウアイ島に特に多く生息する。

日本語名 ホンセイインコ(本青鸚哥)
ハワイ語名
英語名 Rose-ringed Parakeet
学名 Psittacula krameri
分類 Psittaculidae(旧:インコ科 Psittacidae)
その他 外来種(alien)

分布

A

原産地はアフリカ中部、パキスタン、インド、ミャンマーなどだが、中東、香港、シンガポール、日本などに移入され、野生化している。ハワイでは、かご抜け鳥が野生化し、カウアイ島とオアフ島で定着している。近年ではマウイ島とハワイ島でも生息が確認されている。

カウアイ島では、1960年代にラーワイ(Lāwaʻi)近くで放鳥された記録があり、1980年代初めにはハナペーペー・バレー(Hanapēpē Valley)近辺で頻繁に見られるようになったという。現在では、ハナペーペー(Hanapēpē)からリーフエ(Līhuʻe)の間、特にカラーヘオ(Kalāheo)に多い。

オアフ島では、1930年代かそれ以前に、かご抜けした本種がホノルルで目撃されている。1970年頃にはすでにホノルルのあちこちでみられたという。カピオラニ公園(Kapiʻolani Regional Park)、ハワイ大学マーノア校(The University of Hawaiʻi at Mānoa)、フォスター植物園(Foster Botanical Garden)、カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(Kapiʻolani Community College)、カイムキー(Kaimukī)、キング・ストリート(King Street)やベレタニア・ストリート(Beretania Street)などに多く、アイアンウッドやマンゴーの木などに数羽で止まっている姿や、群れで飛んでいる姿がみられる。

形態

全長41cm。オスとメスはほぼ同じ色。体は黄緑色で、長い尾は青緑色、くちばし赤色。オスは、くちばしから首の後ろにかけて黒い輪状の帯があり、後頸の部分はピンク色。未成鳥のくちばしは黒い。

鳴き声

群れで飛びながら「ギーギー」と大きな声で鳴く。

生態

乾燥した潅木林や果物畑などを好み、果実、穀物、草の実などを食べる。餌台にも集まる。他のインコ類と同じように、木の空洞部に巣を作る。夜はロイヤル・パーム(ダイオウヤシ)をねぐらにするのを好む。ハワイでは侵略的外来種と考えられており、トウモロコシ、ライチ、マンゴー、パパイヤ、ピーマンなどの農作物を食べる深刻な害鳥とされている。

ハワイのインコ類

熱帯の太平洋に散らばる島々の多くは、ローリー(Lory)やロリキート(Lorikeet)と呼ばれるヒインコ類をはじめとするインコの原産地であるが、ハワイ諸島に在来のインコはいない。今日のハワイでは、特にホノルル近辺で多種のインコが目撃されている。しかし数種を除いて、それらの鳥たちが本当に野生化して自然状態の中で繁殖しているのかは不明である。明らかに野生化しているとされているのは、本種(ホンセイインコ)の他にメキシコアカボウシインコ(英語名:Red-crowned Parrot、学名:Amazona viridigenalis)、オナガアカボウシインコ(英語名:Red-masked Parakeet、学名:Psittacara erythrogenys)、ベニガオメキシコインコ(英語名:Mitred Parakeet、学名:Psittacara mitratus)がある。

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