ハワイの野鳥

アトリ科 Fringillidae

スズメ目(Passeriformes)。スズメ大の種が多い。ハワイミツスイの固有群ハワイミツスイ亜科(Drepanidinae)を含む。

アホウドリ科 Diomedeidae

ミズナギドリ目(Procellariiformes)。世界最大の海鳥。ハワイの主要6島ではコアホウドリ(モーリー)とクロアシアホウドリが在来種として生息する。

Psittaculidae

オウム目(Psittaciformes)。2015年にインコ科(Psittacidae)から別れて作られた科。2019年11月時点で、日本語の科名はまだない。

カエデチョウ科 Estrildidae

スズメ目(Passeriformes)。小型のフィンチ類。アフリカ、アジア、オーストラリアに分布する。多くの種が、ハワイを含む太平洋の島々に移入され、いくつかは定着している。

カササギヒタキ科 Monarchidae

スズメ目(Passeriformes)。アフリカ、東南アジア、ニューギニアなどに分布する。ハワイではエレパイオ(ハワイヒタキ)が生息し、島ごとに3種の固有種に分類される。

カツオドリ科 Sulidae

カツオドリ目(Suliformes)。大型の海鳥。熱帯から温帯の海に分布する。空中から海に飛び込んで、餌となる魚を捕まえる。

ガビチョウ科 Leiothrichidae

スズメ目(Passeriformes)。2019年にチメドリ科(Timaliidae)から別れて新しく作られた科。

カモ科 Anatidae

カモ目(Anseriformes)。足に水かきがあり、多くの種は平らな嘴をもつ。世界中で知られており、公園や動物園でも人気がある。

カモメ科 Laridae

チドリ目(Charadriiformes)。カモメ類やアジサシ類を含む。

キジ科 Phasianidae

キジ目(Galliformes)。キジ、ニワトリ、ウズラ、クジャク、シャコ、シチメンチョウなどを含む。

クイナ科 Rallidae

ツル目(Gruiformes)。外形はニワトリに似ている。多くは水の近くにすみ、バンオオバンは、カモのように水上を泳ぐ。

グンカンドリ科 Fregatidae

カツオドリ目(Suliformes)。熱帯にすむ大型の海鳥。オスの方が大きい。太平洋の一部の地域では縁起が悪い鳥とされ敬遠されている。

サギ科 Ardeidae

ペリカン目(Pelecaniformes)。長い足と首が特徴。飛ぶときには首を「S」の字に折りたたむ(カモやガンは、首を伸ばした状態で飛ぶ)。

シギ科 Scolopacidae

チドリ目(Charadriiformes)。海岸近くにすむ鳥や渉禽を多く含む。

ショウジョウコウカンチョウ科 Cardinalidae

スズメ目(Passeriformes)。この科の分類には諸説がある。ハワイではショウジョウコウカンチョウが外来種として生息する。

スズメ科 Passeridae

スズメ目(Passeriformes)。元々はアフリカ大陸やユーラシア大陸に分布していたが、現在は世界各地に移入され帰化している。人間の生活に近い鳥で、イエスズメは「羽のついたネズミ」と呼ばれることもある。

セイタカシギ科 Recurvirostridae

チドリ目(Charadriiformes)。温帯から熱帯にかけて広く分布する。細長いくちばしと足が特徴。ハワイでは、アエオ(クロエリセイタカシギ)がアメリカ大陸種の固有亜種として生息する。

タカ科 Accipitridae

タカ目(Accipitriformes)。まれにハイイロチュウヒがハワイに飛来することがあるが、それ以外でハワイに生息しているのはハワイ島のイオ(ハワイノスリ)のみ。

チドリ科 Charadriidae

チドリ目(Charadriiformes)。ハワイで繁殖はしないが、冬鳥としてみられる。一部の繁殖しない個体が、通年ハワイで過ごす場合もある。

ツグミ科 Turdidae

スズメ目(Passeriformes)。ハワイには5種の固有種があるが、カウアイ島のプアイオヒとハワイ島のオーマオ以外の3種はすでに絶滅している。

ナンベイウズラ科 Odontophoridae

ネッタイチョウ科 Phaethontidae

ネッタイチョウ目(Phaethontiformes)。長い尾羽が特徴の海鳥。ネッタイチョウ属(Phaethon)の3種からなり、ハワイには3種とも生息する。

ハト科 Columbidae

ハト目(Columbiformes)。ほぼ世界中に生息する。

ハヤブサ科 Falconidae

ヒタキ科 Muscicapidae

スズメ目(Passeriformes)。ヒタキ類やコマドリ類を含む。ハワイではアカハラシキチョウが外来種として生息する。

ヒバリ科 Alaudidae

ヒヨドリ科 Pycnonotidae

スズメ目(Passeriformes)。中型の鳴禽。ハワイにはコウラウンシリアカヒヨドリの2種がオアフ島に移入されて定着しているが、農作物を荒らす害鳥になっている。

フクロウ科 Strigidae

フクロウ目(学名 Strigiformes)。ハワイには固有亜種プエオ(コミミズク)が生息する。

ホオジロ科 Emberizidae

スズメ目(Passeriformes)。この科の分類には諸説あり、外形も様々。

マネシツグミ科 Mimidae

スズメ目(Passeriformes)。ツグミのように嘴と尾が長い。他の種の鳴き声を真似ることで知られる。ハワイにはマネシツグミが外来種として生息する。

ミサゴ科 Pandionidae

タカ目(Accipitriformes)。ミサゴ1種からなる。

ミズナギドリ科 Procellariidae

ミズナギドリ目(Procellariiformes)。世界中の海に生息する中型の海鳥。

ムクドリ科 Sturnidae

スズメ目(Passeriformes)。1属を除いて、もともとはアフリカとユーラシアのみに分布していたが、人の手によって広い地域に移入された。

メジロ科 Zosteropidae

スズメ目(Passeriformes)。ほとんどの種にみられる、目の周りの白い輪が名前の由来。

メンフクロウ科 Tytonidae